見どころ HIGHLIGHTS
1少女漫画の
“無限性”を見渡す
本展は、萩尾望都・山岸凉子・大和和紀という三人の作家を軸に、少女漫画の表現が切り拓いてきた豊かな世界を展望します。
内面の揺らぎや他者との関係、女性の自立や多様な性のあり方、歴史や文化への眼差し、異なる世界への想像力、そして重層的なレイアウトなどに見る漫画技法としての進化も含め、少女漫画が培ってきた幅広い主題と手法は、視覚表現の可能性を大きく拡げてきました。
多層的に展開してきた少女漫画の魅力を、「インフィニティ」という言葉に込めました。
後期展示
萩尾望都 トーマの心臓
小学館文庫 カバー 1995年 ©萩尾望都/小学館
後期展示
山岸凉子 日出処の天子
『LaLa』(白泉社) 1980年 5月号 扉 ©山岸凉子
2個を超えて響きあう
三作家の軌跡
萩尾望都の幻想的で内面世界に深く分け入る物語、山岸凉子の人間の業や精神性に鋭く迫る表現、大和和紀の歴史や文化を背景にした華やかな作品世界──
それぞれが独自の領域を切り拓き、少女漫画の表現を新たな次元へと更新し続けてきました。
三人はいずれも1960年代後半のデビュー以来、第一線で活躍を続けており、本展ではその約60年にわたる歩みをたどります。
3原画で出会う
新たな感動
漫画本編の原稿から読み取れる繊細な線、巧みな構成、ページに流れる時間、そして雑誌の表紙や扉を飾ったカラー原画の美しい色彩。
原画ならではの質感を通して、印刷では再現しきれない微妙な色合いやディテールをぜひ会場でご覧ください。
本展では、モノクロ・カラー原画合わせて800点以上を展示予定です。(※カラー作品は前期・後期の展示替えあり。)
前期展示
大和和紀 あさきゆめみし
『月刊mimi』(講談社) 1983年4月号 扉 ©大和和紀/講談社